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板垣 英憲 さんが感銘を受けた一冊をご紹介します。
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☆ 「孫氏の兵法」
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― 日米のIT業界の盟主、マイクロソフトのビル・ゲイツと
ソフトバンクの孫正義が、経営戦略において指針としてきた一冊 ―
私がこれまでに影響を受けた本は、「孫氏の兵法」です。この本は、米マイクロソフトのビル・ゲイツや日本のソフトバンクの孫正義たちが、経営戦略の指針とし、ビジネスに勝ち抜いてきた実績もあります。現代においては、経営哲学の実践の書として知られています。
「孫氏の兵法」は、中国の春秋時代、呉の王に仕えた武将、孫武が書き遺した兵法書を元にして書かれています。孫武は戦において、百選百勝の実績を残した優れた武将でした。
この本が日本へ伝えられた経緯は、735年に遣唐使、吉備真備が中国から持ち帰ったのがはじまりです。その後の戦国時代、毛利元就が厳島合戦で、武田信玄が川中島の合戦で、徳川家康が関ヶ原合戦で、それぞれ「孫氏の兵法」を用い、みごと勝利をおさめました。
武田信玄の有名な「風林火山」は、信玄が孫氏の兵法の一節から引用したものです。幕末には、吉田松陰が、藩学校「明倫館」で教授しました。
今日においても、「経営のため技術書、ハウ・ツー本」として高い評価を得ています。
IT業界の盟主、ソフトバンク創始者、孫正義さんもこの本に影響を受けたひとりです。孫さんが小さな企業を起こし、事業の拡大戦略を進めていく上で、自らの指針とし、常に側に置いていた座右の書であり、彼の成功哲学の原点でもあります。
私が以前、孫さんに直接インタビューした際、孫さんは「孫氏の兵法」について、次の様なエピソードを語ってくれました。
25歳の時、孫さんは肝炎を患い入院したことがあったそうです。その時、孫さんは「孫氏の兵法」に偶然出会った。感銘を受けた彼は、孫武は自分の祖先ではないか、と実感したといいます。
その後孫さんは、この本に引用されている「25の文字盤」を戦略の中心に据えた。経営戦略を進めていく節目、節目で、文字盤をチェックしながら決断し、実行していったと言っていました。今日、ソフトバンクの成功があるのは、この一冊を抜きにして語ることはできません。
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